福島県会津地方に伝わる「会津漆器」

福島県会津地方に伝わる「会津漆器」

このたび、私、名物探偵Xがお届けするのは福島県会津地方に伝わる伝統工芸品「会津漆器」です。

国の伝統工芸に指定されており、歴史的には青森県「津軽塗」や石川県の「輪島塗」よりも早くから盛んに作られていました。

「螺鈿」や「蒔絵」など多岐にわたる技法が用いられるのが特徴です。

「螺鈿」は、貝殻の内側にある虹色の光沢を持った真珠層を利用した細工です。
真珠層を切り出した板状の貝殻のかけらを漆地や木地の彫刻さ部部にはめ込む手法。

「蒔絵」は漆器の表面に漆で絵や文様などを描き、それが乾かないうちに金銀の粉を”蒔いて”定着させる技法です。

木材は、トチ、ケヤキ、サクラなど使われています。

そんな「会津漆器」の歴史は16世紀後半に始まったと言われています。

当時の領主であった蒲生氏郷が、近江国日野から「日野椀」の木地師と塗師を招き、会津漆器の基礎を作り上げたのだとか。

1630年頃には、漆器の製造が盛んになったことから江戸へも届けられていたようです。
それから30年ほど経つと、すぐに大規模な産業に発展。

会津藩政時代には、技術革新に熱心に取り組み、中国やオランダなどへも輸出されていたそうです。

その後、明治維新では大きな打撃を受けた「会津漆器」でしたが、産地としての復興には素早さがありました。

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